ch_ph_01画像の写真は、小麦の試験株が植えられている圃場(ほじょう:作物を栽培する農園のこと)で作業をしている研究員とサポートの職員の皆さんです(出典:農林水産省HP)。

2000種類にも及ぶ試験株からの選抜が行われました。試験場の方の言葉に、その苦労のあとがうかがえます。

「ラーメン用の小麦はタンパク質含有率が高いことが条件となります。12%が目標。試験株の中にはタンパク質の飛び抜けて高いものがいくつかあったのですが、粉にして分析するとそれ以外の成分が悪くて、落胆したこともありましたね」。

新しい事へのチャレンジには、何事であれ多くの苦労がつきものですが、まさに、です。

「ラー麦」誕生には製粉業界の協力も必要でした。品種改良の作業ではありますが、その目的は、ラーメンにした時においしいものでなければならないのです。

そこで、「ラーメン用小麦品種開発協会」が発足しました。ラーメン業界を熟知している福岡県内の製粉会社などの協力を得て、ラーメンに適した小麦の評価と選抜が開始されました。

何回も何回もの「試食」を繰り返し、ようやく「とんこつラーメン」に適した小麦の品種が出来上がりました。それが「ラー麦」です。

とんこつラーメンに向いた麺とは、細くストレートで粘弾性が強く、茹で伸びしにくいということが必要となります。

地元のラーメン業界や製麺会社等の関係業界も一体となって、国産小麦「ラー麦」の普及に努めています。

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