ほうとう麺ソウルフード(Soul Food)の第5弾、今回は「ほうとう」です。「ほうとう」をご存知でない方はいらっしゃいますか? 料理を見れば、「ああ、これか」と思われるでしょう。その特徴は麺にあります。うどんの平麺よりも太くざっくりと切った麺を野菜と一緒に味噌で煮込んだ料理です。その麵はまさに山梨県のソウルフード。地元の小麦粉で練り上げられた「ほうとう」の麵は様々で、やや薄いものもあれば、ボリュームのある麺もあります。お店で食べるとそれぞれに特徴のある麺を楽しめます。

「ほうとう」の麵は通信販売で手に入ります。「地粉」、つまり「国産小麦粉」で作られた美味しそうな麺です。武田信玄公に由来するといわれる甲州名物ですが、今では日本各地に「ほうとう」をメニューにしたお店が広がっています。都市部の中心にも美味しいと言われるお店があります。

「ほうとう」の名前の由来ですがこれには諸説ありますけど、甲斐の戦国武将、武田信玄が野戦食として刀で具材を刻んだという逸話から、漢字で「宝刀」、と名付けられた、との説が一般には一番広く流布されている説であるようです。

農林水産省のHPの中の「子供の食育:日本各地の郷土料理」によると、「山梨県の山間部では米作りがむずかしく、蚕(かいこ)を飼って絹糸をとることで暮らしていました。蚕のえさとなる桑(くわ)を作り、桑の収穫が終わったあとは、麦を栽培しました。収穫した麦をめんにして、季節の野菜といっしょにみそで煮こんで食べたのがほうとうです」と説明されています。

ほうとうその「ほうとう」の特徴ですが、同HPには「『ほうとう』に使うめんはうどんと違って、めんを打ったあとねかさずにすぐに切って煮こみます。そのため煮くずれしやすく、汁にとろみがつきますが、煮くずれしためんがみそとまじりあった味が、『ほうとう』のおいしさなのです」、とあります。まさに、昔からの素朴な味という趣です。

HPのお料理サイトでも、この「ほうとう」のレシピがたくさんあります。ちなみにこの「ほうとう」、使う野菜に決まりはないようですが、かぼちゃと一緒に煮込まれるのがスタンダードであるようです。いかがです、ご自宅でほうとう作りにチャレンジされては。気軽に好きな野菜でボリュームたっぷりの一品が楽しめますよ。

農林水産省「子供の食育:日本各地の郷土料理:山梨県ほうとう」

http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/cuisine/cuisine3_4.html

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